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日本最大級のファッションアパレル情報サイト【apparel-web.com】のブログにて、ファッション・ビジネスに関する、情報を発信しています。 |
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■ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)とは■
ファッションビジネスに特徴的な概念として、このVMD(Visual Marchandising)が、まず挙げられます。
VMDを日本語に訳すと、『視覚的演出効果』となります。
つまり、VMDとは、自店のマーチャンダイジング(Marchandising)を、視覚的に(Visual)訴求していくことなんですね。
要するに、お客さまにとって、『見やすく、選びやすく、買いやすい』、売り場を総合的に演出していくことです。
よく、「VMD=ディスプレー」と思われている方もいるようですが、それは間違いです。
ディスプレーは、あくまでもVMDの一要素にすぎません。
(MD、VMD、ディスプレーの関係は下の図のような関係にあります。)
そして、このVMDの展開は、以下のようなハード面とソフト面から構成されています。
○ハード面‥内外装、什器、照明など
○ソフト面‥ゾーニング、レイアウト、陳列、ディスプレー、POPなど
■VMDの「3つの場」■
VMDは、以下の「3つの場」で構成されています。
●VP(Visual Presentation)…ショップイメージを作る場。
重点商品やテーマなどをトータルで表現します。
場所は、ショーウインドウなど。
●PP(Point of Sales Presentation)…それぞれのコーナーの「顔」を作る場。
IPの中の代表する商品を強調して見せます。
場所は、コーナー横トルソー、テーブルや棚の上など。
●IP(Item Presentation)…商品を陳列する場。
商品特性(アイテム、デザイン、カラーなど)に応じて分類して見せます。
場所は、棚、ハンガーラックなど。
どうして、このように、わざわざ3つに「場」を分けて、プレゼンテーションする必要があるのでしょうか?
それは、お客さまが買い物をするときの、ココロの動きと関係しています。
人が購買決定を行なうとき、「理屈ではなく感情で決定」しています。
ある一定の心理変化を経てから、「これを買う」という最終決定をしているのですね。
この一定の心理変化を、「AIDMA(アイドマ)の法則」とよんでいます。
VMDを展開する際には、このAIDMAの法則を意識して行っていきます。
■AIDMA(アイドマ)の法則■
「AIDMAの法則」とは、
Attention(注意)→Interest(関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)
の頭文字を取ったもので、アメリカの経済学者、ローランド・ホールが考え出した「消費行動」に関するプロセスモデルです。
消費者が、最終的な購買に至るまでには、大まかにいって上の5段階の心理変化があるんだよ、という法則です。
■「AIDMAの法則」と「VMDの3つの場」の関係■
「AIDMAの法則」と「VMDの3つの場」の関係を表すと以下のようになります。
@Attention(注意):「あっ、何かしら、気になるわ。」
VMD:VP、4〜8mの距離なので、色が決め手になる。
AInterest(関心):「まあ、ステキ!ちょっと覗いてみよう。」
VMD‥VPとPP、2〜4mの距離なので、デザインが決め手になる。
BDesire(欲求):「コレいいな、欲しいな。」
VMD‥PPとIP、1〜2mの距離なので、素材感が決め手になる。
CMemory(記憶):「どんな服と合うかしら、でも、ちょっと他の店も見てみようかな。」
VMD‥IP、45p〜1mの距離なので、着まわし感が決め手になる
DAction(行動):「やっぱりコレにしよう!コレ試着させてください!」
VMD‥IP、45p以下の距離なので、着心地感が決め手になる
このように、「AIDMAの法則」を念頭に、VMDを演出していけば、お客さまにとって、『見やすく、選びやすく、買いやすい』、売場づくりができるわけですね。
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