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■まず、ショップコンセプトを明確にする■
セレクトショップに限らず、ショップを開業するときに、
まず、最初に行なうべきことは、【ショップコンセプト】を明確にするということです
【ショップコンセプト】というと、なんだか難しそうに思われるかもしれません。
それだけで、しかめっ面をしてしまう方も多いかも?
でも、そんなに難しいことではありません。
「ショップコンセプト」とは、ずばり、【あなたの考え】のこと。
『どんなショップにしたいのか?』
『そのショップを通して一体何を提供したいのか?』
『何を表現したいのか?』
そういった、ショップに対する【あなたの考え】をまとめたものなんです。
だから、コンセプトの発想自体に、なんら制限はありません。
自由に、【あなた自身の考え】を表現すればいいのです。
■なぜ、ショップコンセプトを真っ先に決めるのか?■
では、なぜ、ショップコンセプトを真っ先に決める必要があるのでしょうか?
「そんなことより、物件や仕入先を決めるのが先決なんじゃないの?」
そのように思っている方も、多いかと思います。
なぜ、ショップコンセプトを真っ先に決めるのか?
それは、ショップコンセプトが【全ての基準】になるからです。
まず、【自分の考え=コンセプト】を決め、次にその基準に沿って、物件や商品や店のつくりなど、細かいことを決めていく。
ですから、ショップコンセプトがしっかり決まっていないと、『判断基準のないまま』、いろいろ決めてしまうことになり、収拾がつかなくなります。
だから、まず、ショップコンセプトを決める必要があるのです。
■ショップコンセプトの事例■
では、ここで、具体的なショップコンセプトの事例を5つ挙げてみましょう。
●「チェンジズ ユナイテッドアローズ」‥“自立した大人の女性”
●「P.O.V ビームス」‥“ビームスの新しい視点”
●「シップス」‥“スタイリッシュ スタンダード”
●「MARGINAL GLAMOR」‥“大人の女性がくつろいでお買い物ができる隠れ家的なショップ”
●「ラボラトリーワーク」‥“ハッピーでラフな大人のリゾートスタイル”
どうですか?
商品のことを語ったもの、ターゲットを語ったもの‥、
内容は様々ですが、いずれもそれが【自店に対する考え】であることがわかりますよね。
こんな感じで、売れているショップには、必ずしっかりしたショップコンセプトがあります。
いまはインターネットで簡単にショップコンセプトを調べられますから、いろいろなブランドのコンセプトを調べて、そのショップに出向いてみて、そのコンセプトがどのように表現されているかを見てみると、とても勉強になりますよ。
ぜひ、やってみてください、オススメします。
(私も、このようにしてショップを見にいきます、とっても参考になります。)
既に開業しているプロの人たちが、コンセプトをどのように表現しているのか、肌で感じてみてくださいね。
■たくさんのショップから選んでもらうために■
開業を希望されているみなさんに、このようなことを言うのもなんですが、ほんと、セレクトショップって、たくさんありますよね。
右を見ても、左を見ても、セレクトショップだらけです。
ですから、競争も激しくなっています。
ショップを開いてだけで、お客さんが来てくれる時代ではなくなりました。
私がメーカーに勤め始めた十数年前は、ここまで競争は激化していませんでした。
まだ、のんびりしたものだったんですね。
ですから、コンセプトがはっきりしないようなショップでも、なんとか売り上げが取れました。
しかし、いまは違います。
1995年くらいから、大手メーカーがSPA系事業を展開するようになって、一気に競争が激化し、消費者側の選択肢も大きく広がっています。
そんな中から、選んでもらうためには、まずしっかり【あなたの考え】を発信すること。
その考えに【共感】した人が、あなたのショップのお客様になってくれるのです。
ですから、ショップコンセプトはとても大事です。
じっくり、よ〜く考えてみてくださいね。
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