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■仕入先を開拓する(海外仕入れ編)■
海外製品の仕入れ方法は、大きく2つあります。
●国内の問屋、代理店、輸入業者などから仕入れる
●直接海外に行って仕入れる
では、それぞれの方法について、説明していきますね。
■国内の問屋、代理店、輸入業者などから仕入れる■
商品が海外製品というだけで、国内製品の仕入れ方法と変わりはありません。
問屋、代理店、輸入業者などに直接連絡し、取引開始を申し出ます。
(問屋は「入店許可証」が必要なので、事前に交付申請を行ってくださいね)
○メリット
・海外に出向くよりは、仕入自体は楽です、また、経費も抑えることができます。
○デメリット
・マージンが乗っている分、仕入原価が高くなる。
・同じ商品がどこにでも出まわる可能性がある。
■直接海外に行って仕入れる■
直接海外に行って仕入れる<メリット>は、なんといっても、
日本にないものが、安く手に入る
という点です。
仕入価格という点では、代理店などで仕入れるより、3〜4分の1程度安くなるようです。
売れれば、航空運賃、宿泊代など経費を差し引いても、充分な利益を確保できます。
ただし、海外は日本と商慣習がかなり違います。日本の感覚で行くと戸惑うことも多いでしょう。
そこで、海外メーカーとの取引で注意すべき点をいくつか挙げておきます。
■海外メーカーとの取引きでの注意点■
1.ミニマムがある
ミニマムとは、取引の際の最低金額や最低数量をいいます。
たとえば、最低でも上代で200万円発注しなくてはいけないとか、アイテムはこれとこれを、必ず入れないといけないとか。
日本のメーカーのように、欲しい分だけを発注、というわけにはいきません。
2.100%買取制
海外メーカーとの取引の場合、基本的に返品はできません。
日本のメーカーも100%買取を条件にしている場合がありますが、現実的には交渉に応じてくれるところが多いのですが、海外のメーカーの場合は、ほとんどが100%買取制です。
3.納期遅れやクレーム品が多い
納期遅れやクレーム品の頻度は、日本のメーカーより多いようです。
返品交渉が成立しても、返品の際の空輸代が高くつき、ヘタすると損をする場合も。
ですから、商品ロス分をあらかじめ見込んでおく必要があります。
4、契約書がある
これは、注意点というより良い点ですね。
日本は商慣習として、取引条件などの取り決めが口約束の場合も多く、非常にあいまいです。
海外は契約の世界ですから、この点はきっちりしています。
ここは日本のメーカーも、ぜひ見習ってほしいところですね。
このほかに、海外取引には、輸入や税金の知識も必要です。
ミプロ(財団法人対日貿易投資交流促進協会)が運営するサイトには、小口輸入に関する知識やノウハウが満載ですので、情報収集にご活用ください。
■【シッパー】を利用する■
慣れない海外での仕入れ、
「語学力には自信がないし、現地に人脈もないし…」
こんな悩みを解決してくれるのが、【シッパー】です。
【シッパー】とは、現地のメーカーやショップなどに独自のコネクションを持ち、日本人相手に、ビジネスの仲介をしているコーディネーターのことです。
通訳はもちろん、仕入交渉や現地での運転手役まで行ってくれるそうです。
普通は日本人を相手にしないような有名メーカーでも、シッパー同行だとOKだとか。
有名セレクトショップのバイヤーにも、お世話になっている人が多いです。
でも、良いシッパーはなかなか見つからないという話も耳にします。
日頃から、幅広く「人脈」づくりをしておくことが大切ですね。
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